7月18日(火)に財務省関東財務局 横浜財務事務所 所長の伊藤美月氏をお迎えして、第13回BizCafe8を開催しました。
今回は「国の財政と私たちの未来~日本のお財布事情が私たちにもたらすもの~」と題してお話をしていただきました。初めて横浜メディア・ビジネスセンター7階のIDEC大会議室での開催となり、いつもより広いスペースで過去最多のお客様にご来場いただきました。
まず最初は、現在の日本の財政状況についてのお話でした。「財政状況が悪い」と言っても、「何兆円」という単位では実感が湧かない方も多いと思いますが、我が国の一般会計を月収30万円の家計に例えて財政状況を説明してくださったので、非常にイメージが湧きやすかったのではないでしょうか。借金がたくさんあるのにさらに毎月新しい借金をしている状況は、未来の子どもたちに莫大な負債を残すことになることが実感できました。さらに他の国との国際比較や、過去の日本との比較により、今の日本がおかれている状況がより理解しやすかったと思います。最後には、現在政府が進めようとしている「新・3本の矢」について、お話がありました。ここまで悪化した日本の財政を建て直すには、「これさえやれば」という特効薬のようなものはなく、様々な政策や一人一人の努力を組み合わせ、積み重ねていくことが必要だと感じました。
セミナー後の交流会では、初参加の方が多かったため最初こそ堅い雰囲気でしたが、徐々に緊張がとれ、皆さま楽しくお話されていらっしゃいました。伊藤氏も女性参加者とは働く母親同士、保育園の苦労などについてお話がはずんでいました。
この日は不安定なお天気で、講演の途中で雷鳴がとどろき、お帰りの時間にはあいにくの雨となってしまいましたが、たくさんの方のご参加誠にありがとうございました。